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大阪青山大生22人を学生消防隊に任命 箕面市の特別職非常勤職員、活動に報酬も

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大阪青山大生22人を学生消防隊に任命 箕面市の特別職非常勤職員、活動に報酬も

 大阪府箕面市は、大阪青山大(同市新稲)の女子ソフトボール部員22人を、消防団の学生消防隊に任命した。啓発活動のほか、災害時には、被災者への支援活動も行う。ボランティアで学生が消防活動をサポートする例はあるが、学生を市特別職非常勤職員と位置づけ、活動に対して報酬も支払われる全国でも珍しい取り組みだという。

 市は6月に、消防団に関する条例を改正し、学生消防隊の設置や学生を市特別職非常勤職員と位置づけることなどを新たに盛り込んだ。同部が熊本地震の被災地で支援活動に取り組むなどした実績を評価し、部員を初の学生消防隊に任命した。

 消防団員はふだんは別の仕事をしながら、火災発生時には消火活動にあたる。学生消防隊は消防団の活動をPRしたり火災予防の啓発活動をしたりするのが主な役割だが、災害時には消防団員と連携して被災者への支援活動にも取り組む。

 学生消防隊は「箕面市消防を支援する若者チーム」という意味の英語「Minoh fire Aid Team Of Youth」の頭文字をとり、「MATOY(マトイ)」と命名。啓発活動などには1日千円、災害時の支援では1日2600円の報酬が支払われる。

 大学で任命式があり、22人の学生一人一人に任命辞令が交付された。1年の片山亜南(あなん)さん(19)は「元気で明るく活動に取り組みたい」と意欲を燃やしていた。

 学生の消防団員は全国で増加。消防庁によると、平成21年に1515人だったが、29年は3995人と大幅に増えている。