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鳥取の新品種“カレーに合う米”の名称「プリンセスかおり」に

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鳥取の新品種“カレーに合う米”の名称「プリンセスかおり」に

 “カレーに合う米”として鳥取県農業試験場(鳥取市)が育成した新品種の名称が19日、「プリンセスかおり」と決まった。カレールーの消費が多くカレー好きな鳥取の特徴が出せる米として、来年から県内で本格的に生産、活用した料理の提供などが行われる。

 新品種は、系統名「鳥系香(とりけいかおり)122号」として育成された。インドなどの高級香り米品種の香りを受け継ぐ「プリンセスサリー」に、コシヒカリの大粒突然変異種「いのちの壱」を交配した。ポップコーンのような香りと、粘り、うまみがあり従来にない食味だ。

 9月1日に品種登録出願が受理され、今月19日、プリンセスかおりの名称が農水省から公示された。品種登録は3年ほど後になる見込み。

 この日は、鳥取市の県庁に、生産者や料理を提供している飲食店オーナーらが集まり、平井伸治知事とともに新名称を発表。平井知事は「プリンセスかおりはこれから、鳥取の米のかお(顔)りになります」とPRしていた。

 カレーやエスニック料理でプリンセスかおりを試食した平井知事は「長粒系だけど小粒だからカレーに合いやすい。カレー店でも人気が出るのではないか」と太鼓判を押した。

 プリンセスかおりは今年、グリーン農園(鳥取市)と田中農場(八頭町)が計約18アールで生産、試験販売している。「香り高く、もちもちとしておいしい」と評判といい、来年から、田中農場は栽培面積を10倍以上の1・5ヘクタールに拡大。県によると、他の生産者も参入してくる見込みという。

 来年1月中旬頃から2週間程度、カフェ・ダール・ミュゼ(鳥取市)など県内の飲食店5店程度で、プリンセスかおりを使った料理のフェアも計画されている。