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「社員は反射神経鍛えて」 東電復興本社代表、原発トラブルで強調

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「社員は反射神経鍛えて」 東電復興本社代表、原発トラブルで強調

東京電力の大倉誠・福島復興本社代表(竹中岳彦撮影) 東京電力の大倉誠・福島復興本社代表(竹中岳彦撮影)

 東京電力福島復興本社の大倉誠代表が産経新聞のインタビューに応じ、今年も福島第1原発でのトラブルや情報公開の遅れが目立ったことに、「まだまだ不手際が多い。社員に感受性と反射神経を鍛え、力を発揮するよう求めている」と、引き続き社員の意識改革に取り組んでいく姿勢を強調した。

 大倉代表は今年6月、福島復興本社の代表に就任。「事故の影響の大きさ、広さ、深さ、複雑さを改めて思い知る日々だった」と、この半年を振り返った。

 福島復興本社が設置された平成25年当初は、東電との面会などを拒否されることも多かったが、「今では制服でイベントの手伝いをさせてもらうこともある。『手伝ってもらえないか』と声をかけてもらうこともある。これが、とてもうれしい」と、表情を緩めた。

 一方で、地下水の水位低下問題など今年もトラブル続きだったことに触れ、「ルールやマニュアルを守るのは当たり前だが、『守っていればいい』という考えに落とし穴がある」と指摘。「(来年も)地元や住民の変化に応じ、するべきことをこなしていく」との考えを改めて示した。

 風評対策にも積極的に取り組み、「東京都内の大手百貨店で、7年ぶりに県産米の売り場を復活させられた」と明かした。県産品の消費拡大に協力する「ふくしま応援企業ネットワーク」の加盟社数が、今年度初めの38社から100社に達する見通しも口にした。

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