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伝説の“大釜”お目見え 岡山・三穂神社、町おこしの一役に

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伝説の“大釜”お目見え 岡山・三穂神社、町おこしの一役に

 受験生のパワースポット「三穂(みほ)神社」(奈義町関本)鳥居脇に、“大釜”がお目見えし、参拝者らの目を引いている。地域に伝わる民話「三穂(さんぶ)太郎」ゆかりの釜で、地元は「町おこしの一役に」と期待を寄せている。

 同神社は、学問の神様として知られる菅原道真の子孫、菅原三穂太郎満佐(みつすけ)が祭神。地元の那岐山から京都まで三歩で行った巨人伝説「三穂太郎」のモデルとされ、三穂太郎死後、飛び散った頭が合祀(ごうし)されているため、地元では「頭様(こうべさま)」として崇拝。受験生らのパワースポットとしても人気を集めている。

 民話では、三穂太郎が飯炊きに使っていた大釜を、盗賊一味が盗み出し、持ち帰ろうとした矢先に大雨に阻まれ、現神社あたりの土中に埋めて捨てられたとされており、町おこしに大釜の設置の話が住民から持ち上がったという。

 たまたま業務用の釜(直径約150センチの鉄製)を所有していた住民から譲り受け、伝説の大釜をイメージさせる濃い茶と黒色に塗装。今月10日、同神社総代や住民代表ら15人によって設置された。

 国道53号沿いの同神社鳥居脇の赤い台座に乗せられた大釜は運転席のドライバーらからもよく見え、地域の新たなシンボル、ランドマークとして期待がかかる。

 同神社総代会長の鈴木修司さん(70)は「大釜を見上げ、古代ロマンに思いをはせてもらいたい」と話している。