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真庭の飲食店プロジェクト3季目「勝山やまのいも銀沫」人気上々

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真庭の飲食店プロジェクト3季目「勝山やまのいも銀沫」人気上々

 ■31農家が栽培、早々に品切れ

 真庭市勝山地区の新グルメ「勝山やまのいも銀沫(ぎんしぶき)」が人気を集めている。今季も収穫にあわせて地元で自慢の自然薯(じねんじょ)料理などを提供する「かつやまの銀沫プロジェクト」を展開中だが、開始から3季目を迎え加工用以外の現品が早々に品切れとなるなど、関係者らからはうれしい悲鳴があがっている。

 銀沫は最高級の自然薯とされる伊勢イモがルーツで、弾力に富み、栄養価も高い。今年は生産者組合(31農家)で計約1・5ヘクタール分で栽培した。

 同プロジェクト協賛店は16店。前年より3店少ないが、新たな料理法も目を引く。一例としてステーキ重や地元産キムチとブタ肉のどんぶりに、すりおろした銀沫をアレンジして新食感を出した。

 とろろ飯、やまかけうどんは当然、しっかりと生地に練り込んだお好み焼きなども。価格は千円前後が中心。味巡りマップも作成され、今回からスタンプラリーも取り入れた。

 期間限定の味として人気は広まり、関西などの県外客も増加。同プロジェクト代表者で、うどん店経営の宮本茂さん(64)は「うちでは銀沫の定食が、前年の1日20~30食から、今季は最大70食近く出た日もある」とほくほく顔だ。

 生産組合事務局の真庭農協勝山支所によると、今季生産量は前年より約1・1トン増の約8・5トン。だが、料理に使う加工用(全体の約2割)ではゆとりがあるものの、そのままの状態で売る土産用などは11月下旬から在庫不足となった。

 同支所では「今年の反響から来年以降、作付面積拡大や新たな担い手も期待できるが、栽培方法が他の農産物より難しい。全体で技術力向上に取り組み、秀品率を高めて量を確保したい」としている。

 食事の問い合わせは同プロジェクト事務局の勝山観光協会(電)0867・44・2120。