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【萌える日本史講座】弓削の道鏡、蘇我蝦夷…古代の大悪人の“末路”如実に、歴史ロマンに彩られた一年

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【萌える日本史講座】
弓削の道鏡、蘇我蝦夷…古代の大悪人の“末路”如実に、歴史ロマンに彩られた一年

東弓削遺跡で見つかった由義寺の基壇跡(手前)。住宅に囲まれた一角で見つかった=2月、大阪府八尾市 東弓削遺跡で見つかった由義寺の基壇跡(手前)。住宅に囲まれた一角で見つかった=2月、大阪府八尾市

 奈良時代の女帝、称徳天皇とのスキャンダラスなエピソードで有名な怪僧・弓削(ゆげ)の道鏡、飛鳥時代のクーデター・乙巳(いっし)の変(645年)で自害した蘇我蝦夷(そがのえみし)…。今年、古代の大悪人ともいわれる2人にまつわる遺跡が相次いで発見された。道鏡ゆかりの塔は倒壊したまま人々から忘れ去られ、蝦夷の墓ともいわれる巨大古墳は完成間もなく破壊されたことが発掘で判明。権力者をめぐる非情なまでの栄枯盛衰が浮かび上がった。古事記の「国生み神話」の舞台・淡路島では、全国に先駆けて銅鐸祭祀が行われたことが科学的に裏付けられるなど、歴史ロマンに彩られた一年だった。(小畑三秋)

 怪僧の末路は

 大阪府八尾市の東弓削遺跡で2月、巨大な塔の基壇跡(一辺20メートル)が見つかった。柱を据える礎石も出土し、東大寺(奈良市)の七重塔に次ぐ高さ60~70メートルの七重塔と推定。この地域は道鏡の出身地で、道鏡が建立した由義(ゆげ)寺の可能性が高まった。

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