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江戸時代後期の門付け芸「ちょろけん」見て福多き新年に 来月、大阪城の広場でイベント

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江戸時代後期の門付け芸「ちょろけん」見て福多き新年に 来月、大阪城の広場でイベント

 NHK連続テレビ小説「わろてんか」にも登場した大道芸で、昔の大阪の正月風景を華やかに再現する「ちょろけんと迎えるお正月~幕末・明治のにぎわい風景~」が来年1月2、3の両日、大阪市中央区の大阪城天守閣前本丸広場で開催される。

 ちょろけんは、江戸時代後期に大阪や京都で大流行した門(かど)付け芸。大阪弁の「ちょける」(調子に乗る、ふざける)から名付けられたなどとされ、黒い帽子に口ひげ、舌を出したユニークな表情をした張り子をかぶって町中を練り歩いていた。「ちょろを見る人福来たる」などと唱えて景気よく民家をめぐっていたという。最近では、市内の観光みやげ専門店でちょろけん関連のスイーツが販売されるなど、“大阪の新しい顔”として注目されている。

 昭和初期に撮影されたちょろけんの姿を見た大阪城天守閣の関係者が「正月イベントに活用しよう」と、大阪市の芸能集団・東西屋の協力を得て平成26年に復活させた。

 イベントでは、ユーモラスなちょろけんが登場するほか、江戸時代末期から寄席芸能として大衆の人気を集めていた「大神楽(だいかぐら)」の実演も行われる。水戸大神楽(茨城県指定無形民俗文化財)の系譜を引く豊来家(ほうらいや)一門の筆頭、豊来家一輝(かずき)さんが傘回しなどの「曲」(曲芸)などを披露する。両日とも午前11時、正午、午後2時、3時から。雨天中止。

 また、両日は大阪城天守閣入館者(各日先着1万人、入館料大人600円)を対象に特製の「御札」(くじ引き)が配られ、当たり印がついた御札を受け取った人には天守閣特製のオリジナルグッズがプレゼントされる。

 問い合わせは大阪城天守閣(電)06・6941・3044。