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オリーブ油の品質、官能評価で向上へ 小豆島でトレーニング

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オリーブ油の品質、官能評価で向上へ 小豆島でトレーニング

 オリーブに関する国際協定に基づいた政府間機関「インターナショナル・オリーブ・カウンシル」(IOC、本部スペイン)は、香川県が国内初として設立を進めるオリーブオイル官能評価制度を支援しようと12~15日の間、小豆島町のオリーブ公園などでテイスターの官能評価トレーニングを実施した。

 同県では県産オリーブオイルの品質表示に向けた「香川県オリーブオイル官能評価パネル」が国内初のIOC認定パネルとして、国際貿易規格に準じたオリーブオイルの品質表示への取り組みの最終段階に入っている。IOCはこれまでも小豆島でキャンペーンを行ってきた実績がある。

 官能評価は化学検査と併せてオリーブオイル品質の格付けのために実施される。規定された環境・条件下で、訓練された8~12人で構成されるテイスター(パネル)がリーダーのもとで、フルーティーさや苦味、辛み、欠陥などをIOCの基準に沿って評価する。

 今回のトレーニングにはIOCのハイメ・リージョ副事務総長(43)と同行したスペイン科学研究高等会議のウエンセスラオ・M・マルティノ博士(53)が小豆島入り。県内でパネルを目指す評価経験者約20人を対象に4日間、さまざまな味の特長を持ったオイル20~30種類を用意して、特にカビ臭さや発酵などの欠陥の種類や強さが適切にばらつきなく評価できるよう指導した。

 現在IOCには世界の生産国の94%、41カ国が参入しており、毎年3月、世界共通のサンプルでパネルをテスト・認定している。

 同県のパネルが参入、認定されれば、海外市場と差のない高品質オイル製品としての信頼が得られ、生産者らの品質向上や生産意欲の高揚につながることが期待される。