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次は三百名山「ひと筆書き」 田中陽希氏、元日に屋久島出発

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次は三百名山「ひと筆書き」 田中陽希氏、元日に屋久島出発

平成28年の元日に二百名山ひと筆書きを終え、鹿児島県佐多岬にゴールする田中陽希氏 平成28年の元日に二百名山ひと筆書きを終え、鹿児島県佐多岬にゴールする田中陽希氏

 アドベンチャーレーサーの田中陽希氏(34)が来年1月1日に鹿児島県屋久島で、日本山岳会選定の日本三百名山を連続して登頂する「ひと筆書き」の旅に出る。これまで百名山、二百名山に登ったが、今回は過去の200と合わせて一気に挑戦する。

 徒歩を中心に人力のみで日本列島を縦断し、北海道の利尻島にたどり着く。田中氏は「過去2度の挑戦よりももう少しゆっくり、自然に目を向けて歩きたい」という気持ちから、これまでの200日強を大幅に上回る1年3カ月~1年半を所要期間と見込む。想定総距離は約1万キロを超える。天候や体調不良以外では長く休まない。

 大まかな計画では、九州、中四国、近畿、北陸までを6月上旬に終える。中央アルプス、南アルプス、北アルプスは途中、何度も縦走を繰り返して信越へ。さらに富士山、関東近郊までを10月上旬までにこなす。

 東北では岩木山などに登り、12月に津軽海峡をカヤックで渡る。順調なら平成31年1月に厳冬期の北海道の山々へアタックを開始する。大雪山の縦走などを予定し、利尻水道を渡って利尻山がゴールとなる。

 山頂への登山が禁止の鹿児島県桜島のほか、自然保護や登山道崩壊などで入山を規制された山は、許される地点まで行く。

 世界の自然を舞台にチームで挑むアドベンチャーレースを主な活動の場としているが、厳冬期の登山の経験はほとんどない。その訓練を兼ね、あえて天候の変化が激しい11月中旬から約3週間かけて北海道で山ごもりした。「日本には四季があり、厳しい山とも向き合っていかなければならない。氷点下30度で風雪にさらされることがあるかもしれないが、挑んでいく」と準備を進めている。