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糖尿病予防に希少糖有益 タイから研修員、香川の取り組み学ぶ

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糖尿病予防に希少糖有益 タイから研修員、香川の取り組み学ぶ

 糖尿病などの生活習慣病の予防対策を学ぶため、タイから14人の研修員が香川県入りした。11日にはサンサン館みき(三木町)で、希少糖や運動療法などについての講義や視察を行い、研修員らは講師の話に熱心に耳を傾けた。

 タイ国内でも増えているという生活習慣病について、糖尿病受療率が全国でワースト1だった香川県で、その予防と改善のための取り組みを学ぶのが目的。JICA(独立行政法人国際協力機構)四国支部が、香川大の協力を得て実施。研修には医師や看護師、理学療法士、行政の職員など、今後活躍が期待される若手14人が参加した。

 研修では、香川大の徳田雅明副学長を講師に迎え、タイのチェンマイ大とも共同研究している香川県の希少糖について学んだ。砂糖の摂取量が多いというタイ人の食生活を見直すには、希少糖が有益であることなどの説明を聞き、希少糖への理解を深めた。

 その後、同大の宮武伸行准教授が地域住民を対象に行っている予防対策の講習会を視察。一般の人たちへの啓発の仕方などを学んだ。昼食には希少糖を使った総菜入りの弁当を、地域の人らと一緒に味わった。

 医師のガウィン・グラップクンさん(29)は「生活習慣病はタイでも身近な問題の一つ。大学と自治体が協力して、生活習慣病の予防に努めているのはとても興味深い。ぜひ参考にしたい」と話した。香川県内での研修は19日まで続き、21日に帰国するという。