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岡山・倉敷鷲羽高の黒瀬南海・小林愛実選手、ヨット世界選手権出場へ

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岡山・倉敷鷲羽高の黒瀬南海・小林愛実選手、ヨット世界選手権出場へ

 ■「予選突破が最低目標」

 県立倉敷鷲羽高(倉敷市児島)ヨット部の黒瀬南海(みなみ)(2年)と小林愛実(なるみ)(同)の両選手が、26日からオーストラリア・パースで行われる国際420級世界選手権に出場する。本番を前に2人は師走の瀬戸内海で最終の調整に励んでいる。

 出身中学は異なるが、黒瀬選手は兄がカヌー競技、小林選手は姉が同校ヨット部の先輩で、ともに兄、姉が全国大会に出場した姿に刺激を受け、入学してからヨット競技を始めた。

 8月に鳥取県境港市の日本海で開催された全日本選手権で8位入賞を果たして世界切符を手にした。

 地元にはヨットの専用施設がなく、普段は校内での走り込みなどで体力づくり。実戦練習は週末に東隣の渋川海岸(玉野市)か牛窓港(瀬戸内市)に足を伸ばす。温暖な瀬戸内海とはいえ、しぶきをかぶれば身を切るような冷たさのなかで猛練習を続けている。

 黒瀬選手が2つある帆の小さな帆を操り艇の進路をつかさどるクルー、小林選手がメーンの帆を担当して操舵を行うスキッパーの役割。海面に設置された目標物で定めたコースを帆走し、順位を競う。

 当日の天候など予測できない“自然も相手”だけに「本番でチャンスがどう転がり込んでくるかが楽しみ。2人とも気持ちが強くて操帆の感覚も良いので」(同部の小西立碁(りゅうご)監督)。

 今回の世界選手権には約80艇が出場するが、両選手は「まずは予選で上位半数入りしないと進めないゴールドフリート行きが最低目標で、さらにそのなかで中間順位を目指したい」と内に闘志を秘めながらも笑顔を見せている。