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多気から食文化発信を 食科学大学サテライト校設立へ アクアイグニス、三重大などと連携協定締結

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多気から食文化発信を 食科学大学サテライト校設立へ アクアイグニス、三重大などと連携協定締結

 多気町で食や健康をテーマにした国内最大級の複合施設を計画しているアクアイグニス(東京)は、同町、三重大学、イタリアの食科学大学などと、食に関する教育機関設立に向け協力することで合意し10日、包括連携協定を締結した。伝統的な食文化の研究を進めて地域の魅力を発信するとともに、訪日外国人を誘致することも目指す。

 複合施設は「アクアイグニス多気(仮称)」で、東京ドーム20個分の約115万平方メートルの敷地に、和食の名店や酒蔵のほか調理器具、食材店なども誘致し、平成32年2月のオープンを予定している。

 新たに設ける教育機関は「食科学大学日本サテライト多気校」とする方向。設立に向け、三重大との交換留学制度導入、共同研究などを進める。また、同町と食を生かした地域振興に取り組む。実績を積んだ上で5年後をめどに多気校をオープンする予定だ。

 食科学大はイタリア・ピエモンテ州にあり、伝統的な食文化を見直す「スローフード運動」を教育・研究の柱に据えている。今回の連携協定には、同大の母体で国際的に展開する同国のNPO(非営利団体)「スローフードインターナショナル」も参画した。

 アクアイグニスの立花哲也社長は「食の神様をまつる伊勢神宮のそばから、日本の食文化を世界に発信したい。訪日外国人客の誘致にもつながるだろう」と話している。