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拉致被害者の帰国願いパネル展 米子市役所「機運盛り上げたい」

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拉致被害者の帰国願いパネル展 米子市役所「機運盛り上げたい」

 北朝鮮による拉致被害者の松本京子さん(69)=鳥取県米子市、拉致当時(29)=らの帰国を願う「拉致問題啓発パネル展」が、同市役所第2庁舎の市人権情報センターで開かれている。18日まで、入場無料。

 「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」(10~16日)に合わせ、市が開催。松本さんをはじめ、県内の特定失踪者で同市の矢倉富康さん(66)=失踪当時(36)▽伯耆町の上田英司さん(68)=同(20)▽日南町の古都(ふるいち)瑞子さん(87)=同(47)=ら5人の写真など計63点の資料が並べられている。

 このうち、松本さんは昭和52年10月、同市和田町の自宅付近で拉致された。市内の勤務先で働く姿(同44年)や同僚の結婚披露宴でマイクを手に歌う様子(同45年)などを撮影した写真が、展示されている。

 松本さんが拉致されてから今年で40年が過ぎた。その翌月に行方不明となった古都さんも40年、上田さんは48年、矢倉さんは29年がそれぞれ経過しているが、問題の解決には厳しい状況で、高齢化した家族が、被害者らの帰国を待つ思いなども紹介されている。

 宮松徹・人権政策課長は「家族には時間がない。米子から早期解決の機運を盛り上げたい」と話している。