産経ニュース

日本一の産地目指し松山でアボカド収穫始まる

地方 地方

記事詳細

更新


日本一の産地目指し松山でアボカド収穫始まる

 「森のバター」と呼ばれるアボカドの産地づくりに取り組む松山市で収穫作業が始まった。アボカドは中南米原産で、伊予柑などからの転換作物として栽培が広がっている。

 同市高浜の森茂喜さん(65)は、25年間前にアボカドを植栽し、今では高さ7~8メートルの高木に成長した。海に面し、気候が温暖で生育に向いていることから、園地を40アールに広げ、現在は主力品種のピンカートンなどを栽培中だ。今年は約2千個、500キロの収穫を見込んでいる。

 収穫したアボカドは輸入物に比べ果実が大きく、実が型崩れしないため調理に向いているという。同市のスーパーで1個400円で販売されている。

 平成21年からアボカドの産地づくりに取り組む松山市によると、国内に産地はなく、ほとんど輸入に頼っているという。昨年度の同市の生産者は101戸、栽培面積は4・5ヘクタールに広がり、生産量は1トンを超えたとしている。

 森さんは「耕作放棄地などに植え、有望な品種を選定し、日本一の産地にしたい」と笑顔で話した。