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原爆ドームで核廃絶訴え 世界遺産登録記念に集会

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原爆ドームで核廃絶訴え 世界遺産登録記念に集会

 原爆ドーム(広島市中区)が世界遺産に登録されて21年の7日、記念集会がドーム前で開かれた。県原爆被害者団体協議会の前田耕一郎事務局長はあいさつで、非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))がノーベル平和賞を受賞することに触れ、「ICANの活動の源には被爆者の訴えがある」と指摘した。

 市民団体が主催し、被爆者ら約150人が参加。前田事務局長は「(ICANが採択に貢献した)核兵器禁止条約に日本が参加していないのは残念。日本は核廃絶に向けて先頭に立ってほしい」と訴えた。

 参加者は原爆ドーム前で献花。「ヒロシマの果たす役割は重い。惨劇を目の当たりにし、核廃絶を無言で訴え続ける原爆ドームとともに、思いを共有する連帯の輪を広げていく」とのアピールを拍手で採択した。

 原爆ドームは1996(平成8)年12月7日、廿日市市の宮島にある厳島神社とともに世界遺産に登録された。