産経ニュース

「国際忍者学会」設立へ 三重大、来年2月に総会 国内外の研究者と議論を

地方 地方

記事詳細

更新


「国際忍者学会」設立へ 三重大、来年2月に総会 国内外の研究者と議論を

 三重大学の国際忍者研究センター(伊賀市)は8日、「国際忍者学会」を来年2月に設立する方針を明らかにした。同センターは、これまで学術の対象とされなかった忍者を体系的に研究し、成果を発信していく拠点として発足。学会を設立することで、国際的な研究ネットワークを構築したい考えだ。

 伊賀市西明寺のサンピア伊賀「白鳳の間」で2月17日に学会の設立総会を開催。韓国・ソウル大の金時徳教授や、山梨学院大のウィリアム・リード教授、三重大の久松眞特任教授ら国内外の研究者が研究成果を発表する。忍者小説や史料から忍者の姿を浮き彫りにするほか、忍術を科学的に検証する。

 学会は毎年開催して発表された研究成果や論文を刊行物にまとめ、英訳なども進めていく方針だ。同センター研究員でロシア人のクバーソフ・フョードルさん(31)は、学会の発足は「国際的に議論していくネットワークを構築するための第一歩となる」と話している。

 クバーソフさんも当日は、作家の多田容子さん、三重大人文学部の山田雄司教授とのシンポジウム「忍者の魅力-歴史・文学そして世界へ」で登壇する。

 また、18日には伊賀流忍者博物館や敢国神社など伊賀市内の忍者ゆかりのスポットをめぐるツアー(希望者対象)を予定している。

 三重大は、伊賀市や上野商工会議所と連携して平成24年から市民向けの「忍者・忍術学講座」を開くなど研究環境を整え、今年7月に国際忍者研究センターを伊賀市上野丸之内の複合施設「ハイトピア伊賀」内に設立。

 また、大学院の人文社会科学研究科地域文化論専攻で、来年2月の入試から選択科目に「忍者・忍術学」を導入することを決めている。