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882回目の「春日若宮おん祭」、17日に師走彩る時代行列「お渡り式」

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882回目の「春日若宮おん祭」、17日に師走彩る時代行列「お渡り式」

 古都の師走を彩る春日大社摂社・若宮神社の例祭「春日若宮おん祭」が15~18日、奈良市の同大社周辺で行われる。平安時代に始まり、今年で882回目。17日は時代行列の「お渡り式」や古典芸能の数々が奉納される「お旅所祭」が開催され、大勢の見物客でにぎわいそうだ。

 おん祭は奈良で最大規模の祭礼。17日は午前0時からの「遷幸(せんこう)の儀」で、若宮神社のご神体が本殿からお旅所に設けられる仮殿に移る。「還幸(かんこう)の儀」で24時間以内に戻るまでの間に神饌(しんせん)(酒食)を供え、芸能が次々に奉納される。

 15日は、同市餅飯殿町の大宿所で巫女(みこ)がササの葉で湯をまく「御湯立(みゆたて)神事」(午後2時半、同4時半、同6時)や、「大宿所祭」(午後5時)を実施。

 17日は「お渡り式」が正午に県庁前を出発。芸能集団など計約千人がJR奈良駅前を経て三条通りを大社一之鳥居へと進む。その後、影向(ようごう)の松前で田楽、猿楽が演じられる「松の下式」。「生きた芸能史」とたたえられる「お旅所祭」は午後2時半ごろからで、仮殿前の芝舞台で神くるま楽(かぐら)や田楽、舞楽などが同10時半ごろまで奉納される。

 18日は、お旅所前で午後1時から「奉納相撲」、お旅所では同2時から「御宴能」があり、能の「羽衣(はごろも)」と「車僧(くるまぞう)」、狂言の「棒縛(ぼうしばり)」が予定されている。

 「お渡り式」が出発する登大路園地などには桟敷(さじき)席(2千円から)が設けられる。チケットの問い合わせは市観光センター(電)0742・22・3900。

 また、17日は三条通りや国道369号などで交通規制があり、保存会や奈良署が公共交通機関の利用を呼びかけている。