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新成人主体の式典増 30年 ピーク時6割の2万586人 栃木

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新成人主体の式典増 30年 ピーク時6割の2万586人 栃木

 県教育委員会は来年1月8日の「成人の日」に関する調査(11月末現在)で、平成30年の新成人は前年比38人減の2万586人になると発表した。ピーク時の平成6年の6割弱で、減少傾向が続いている。成人式では、新成人が企画・運営に参加する実行委員会方式が定着しており、従来の儀式的な式典から新成人主体の記念行事とする市町が増えている。(楠城泰介)

 「成人の大きな節目が自分たちのためにあることを認識してもらう。市が強制的にやる成人式はやめる」

 真岡市の石坂真一市長は11月の記者会見で、今回の成人式から新成人目線の内容に変える考えを示した。新成人による合唱や中学時代の恩師からのメッセージを取り入れるほか、これまで4人が壇上から語りかけていた来賓の祝辞も「誰が話しても聞いていない」(石坂市長)と市議会議長1人に絞る。

 実行委員会方式で新成人を意識した記念行事を行うのは24市町に上る。宇都宮市では、新成人が地域社会の一員として自覚するための地域交流事業を検討中。那須烏山市では、アルバムスライドショーやサイコロトーク▽市貝町では恩師あいさつ▽高根沢町ではチアダンスパフォーマンス▽那須町ではドローンによる全体撮影▽那珂川町では恩師からのビデオメッセージ-を実施予定という。

 「成人の日」の各市町式典は、大田原市と高根沢町では1月3日、残る23市町では「成人の日」前日の同7日(日曜日)に開催する予定。

 県教委生涯学習課によると、来年成人を迎える9年4月2日~10年4月1日に生まれたのは、男性1万511人、女性1万75人。新成人の数は、6年の3万5177人をピークに減少傾向で、28年に過去32年間で最少の2万457人となってから横ばい状況が続いている。