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「北九州創業者の会」設立へ 事業承継、政府に提言目指す

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「北九州創業者の会」設立へ 事業承継、政府に提言目指す

 浄水器製造・販売のタカギ(北九州市小倉南区)の高城寿雄社長ら、北九州の名物創業者が、「北九州創業者の会」を設立することが7日、分かった。14日に北九州市内で設立総会を開催し、事業承継など中小企業や新興企業が抱える課題について、政府への提言を目指す。

 中小企業が加盟する団体には商工会議所などがあるが、創業者の会は、自身が起業した経営者が中心となる。第一交通産業など、北九州に拠点を置く約30社が参加し、会長には高城氏が就任する見通し。高城氏は「創業者でないと分からない経営課題が多い。北九州を手始めに、こうした組織を全国に広げたい」と述べた。

 政府への提言や要望活動に加え、全国の企業経営者への問題提起などにも取り組む。当面は、創業者が後継者に事業を引き継ぐ「事業承継」を取り上げ、承継の阻害要因となっている上場制度の課題について、意見をまとめるという。

 帝国データバンク福岡支店によると、九州・沖縄の企業を対象にした意識調査で71.8%が事業承継を「経営上の問題」と認識している。規模別では、大企業の60.8%に対し、中小企業では74.1%に達し、より深刻な経営課題となっている。 (大森貴弘)