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梅酢ポリフェノール臨床実験 風邪やインフル症状軽減確認 紀州田辺うめ振興協が発表 

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梅酢ポリフェノール臨床実験 風邪やインフル症状軽減確認 紀州田辺うめ振興協が発表 

 田辺市とJA紀南でつくる紀州田辺うめ振興協議会(会長、真砂充敏・田辺市長)は6日、梅干しの製造過程で出る梅酢から抽出した「梅酢ポリフェノール」がインフルエンザウイルスなどの増殖を抑制し、不活化させる作用があることが臨床実験からも明らかになったと発表した。今後、実験のデータを詳しく解析するとともに機能性表示食品などの開発も進めるという。

 和歌山大学食農総合研究所の三谷隆彦客員教授(食品科学)と県立医大の小山一博士研究員(ウイルス学)らが同市役所で発表した。梅酢ポリフェノールがインフルエンザウイルスなどの増殖を抑える効果があることはすでに判明しており、それを臨床実験でも明確にしようと昨年12月から今年2月まで、16~65歳の約300人を対象に実験した。

 実験は300人を予防用うがい液として開発された梅酢ポリフェノールの入った顆粒(かりゅう)剤と入っていない顆粒剤の2群に分けて1日3~5回うがいをしてもらった。結果、風邪やインフルエンザに由来する鼻水、くしゃみ、のどの痛み、頭痛、せき、たんといった症状は、梅酢ポリフェノール入りの顆粒剤でうがいをした人の方が症状が軽減されていることが判明したという。

 三谷客員教授は「風邪などには罹患(りかん)するが症状は軽減されていた。原因ウイルスの数が梅酢ポリフェノールで抑制されたと思われる」とし、「より詳細な解析を行い、論文にまとめたい」と話していた。