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新酒の風味を新作大福に 伊賀「くらさか風月堂」地元の酒粕使い“大人の”味

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新酒の風味を新作大福に 伊賀「くらさか風月堂」地元の酒粕使い“大人の”味

 伊賀の新酒の風味を包み込んだ大福を、伊賀市の老舗和菓子店「くらさか風月堂」が生み出した。地元の酒蔵「若戎(わかえびす)酒造」の酒粕(さけかす)を使った「大人の酒(しゅ)くりーむ大福」。くらさか風月堂の3代目店主、倉阪浩充(ひろみち)さん(45)は「伊賀にはおいしい酒があることを、スイーツと一緒にPRしたい」と話す。

 倉阪さんは、伊賀ならではのお菓子を作ろうと地域に多くある酒蔵に着目。若戎酒造が先月16日に初搾りした人気銘柄「義左衛門(ぎざえもん)」の酒粕を譲り受けてアレンジした。

 濃厚な生クリームを、酒粕を練り込んだ白あんと餅で包み込んだ。口にすると日本酒の風味が甘みとともに広がり、苦味のきいたチョコが引き締める。冬の寒いさなかに日本酒を仕込む「寒造り」の風味を感じさせる季節限定スイーツだ。

 試食した若戎酒造の重藤邦子社長(44)は「お菓子とお酒のマリアージュがすごく研究されている。酒粕の香りがふわっと立って感激した」と話している。

 倉阪さんは2年前にも、「半蔵」などの銘柄で知られる地元の大田酒造の酒粕と清酒を使った酒まんじゅう「蔵さかまん」を商品化している。今回の大福は、季節感のあるものをと1年前から構想を温めてきたもので「冬のお菓子の定番になればうれしい」と話す。

 「大人の酒くりーむ大福」は1個210円(税別)。10日に伊賀鉄道上野市駅前で開催される「伊賀風土FOODマーケット」で売り出す予定。