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海老名市の“気象予報士”職員が活躍 地元の知識活用 きめ細かな予報で着実な防災に 神奈川

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海老名市の“気象予報士”職員が活躍 地元の知識活用 きめ細かな予報で着実な防災に 神奈川

海老名市職員としての本業の傍ら気象予報士として市民の防災に貢献する夏目雄一さん=同市役所(那須慎一撮影) 海老名市職員としての本業の傍ら気象予報士として市民の防災に貢献する夏目雄一さん=同市役所(那須慎一撮影)

 「内野市長には『空振りは構わない』といわれている。予報は出すが、最終判断は市長が行う」ということもあり、失敗を恐れずに予報を出しているという。

 夏目さんは、小学校の高学年当時から、NNKの正午前や午後7時のニュース前の詳しい気象情報をチェックするようになり、「中学生のときには、センター試験の地学の試験は解けました」というほど、気象に詳しくなった。気象好きは変わらず、大学も気象に重要な流体力学を学べる東京理科大学の物理学科に入学した。

 在学中、2度目の挑戦となった平成15年度の試験で、合格率数%といわれる気象予報士試験を突破した。同年に行った就職活動で、海老名市と気象庁の両方から内定を得たが、「気象予報士の資格は、民間企業や地方公共団体で災害対策に役立てるべきものと考えた」こともあり、市役所に入った。

 ■失敗を乗り越えて

 実は、夏目さんにも大きな失敗がある。26年2月7日から、市内で32センチに及ぶ積雪を記録した大雪のときのことだ。

 この大雪は予想できたが、もう一回、大雪が見込まれたものの、「上空の気温が上昇するので、雪ではなく大雨になる」と予想。しかし、1週間後の14日朝から「数百年に一度レベルの大雪」に見舞われ、市役所前広場で46センチもの積雪を記録した。

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