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13年後に年175回、クルーズ船寄港 静岡県が清水港整備計画

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13年後に年175回、クルーズ船寄港 静岡県が清水港整備計画

 県は5日、清水港(静岡市清水区)の国際旅客船拠点形成計画を公表した。提携先であるアジア最大のクルーズ船運営会社「ゲンティン香港」と今月中に協定を締結し、13年後の平成42年に国際旅客船が年間175回寄港できる港に改修することを目指す。実現すれば、年間約58万5千人の観光客が清水港経由で本県を訪れ、経済波及効果は547億円に達する見込みだ。

 計画では、国際拠点化に不可欠な税関、出入国管理、検疫の各機能を旅客施設「清水マリンターミナル」に付加する改修工事を同社が請け負う。県は港周辺の商業施設や緑地、客船と港を結ぶ屋根付き通路などの整備を担当する。協定締結後は同社の客船は清水港を母港として運航され、同社には32年から15年間、年最大105日、清水港を優先利用する権利が与えられる。42年の国際旅客船の寄港回数は同社が105回、他社が70回を見込んでいる。

 県は現在客船と貨物船が共用している岸壁についても世界最大の20万トン超の客船が接岸できるよう客船専用の護岸に改修する。さらに現在貨物船専用として使用している岸壁を客船と共用化し、大型客船が2隻同時に接岸できるようにする。

 清水港へのクルーズ船の寄港は23年は年間わずか3回で、全て日本の客船だったが、今年は年38回寄港予定で、このうち外国客船が31回を占めるまでに増加している。

 同社は「港から富士山が見え、富士山中心の体験型ツアーが可能。東京と名古屋が近く、中国便が多数就航する静岡空港にも近い」として清水港の提携先に手を挙げていた。