産経ニュース

「和歌山を訪ね歩くお役に」 随筆家・梅田恵以子さん、「おもひで味な味 その風土と人と」発刊

地方 地方

記事詳細

更新


「和歌山を訪ね歩くお役に」 随筆家・梅田恵以子さん、「おもひで味な味 その風土と人と」発刊

 ■本紙和歌山版連載を再編

 郷土の随筆家、梅田恵以子(えいこ)さん(86)が産経新聞和歌山県版でかつて連載した「味な味」を再編した単行本「おもひで味な味 その風土と人と」が、和歌山リビング新聞社(和歌山市小野町)から発刊された。梅田さんは「和歌山は知れば知るほど味わいのある所。それぞれの味な和歌山を求めて訪ね歩かれることに、この一冊が少しでもお役に立てればと思っております」とコメントを寄せている。

 梅田さんは大阪市生まれ。先の大戦の戦災を受け、両親の故郷・和歌山に移住した。帝塚山学院短大文芸科卒業と同時に歌集「二十一歳」を出版。「紀州ふるさとの歌づくり」で平成2年「サントリー地域文化賞」を受賞した。

 「味な味」は梅田さんが和歌山・紀州路を訪ね歩き、風土と人と味のつながりをつづった食文化の記録。昭和55年~平成元年に連載200回を数え、「味な味」「続-」「新-」と3部作で出版されたシリーズから、今回の単行本化のために再編した。

 単行本には「醤油(しょうゆ)」「金山寺味噌(きんざんじみそ)」「クエ」「クジラ」「みかん」「封じ梅」「茶粥」「なれずし風土」といったタイトルの回を、雑賀(さか)紀光(きこう)さんの挿絵や県内の景勝地などの写真とともに掲載。梅田さんと旧知の間柄である県出身の作家、辻原登さんが監修し、一文も寄せている。また、連載の場を提供した産経新聞の元和歌山支局長、間場和夫さんと梅田さんが当時を振り返った昨年の対談「おもひで」も収録した。

 A5判、234ページ。500部を発行。非売品だが、入手希望者には和歌山リビング新聞社((電)073・428・0281)で相談に応じる。