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井村屋Gあす東証1部昇格 大西社長に聞く「健康軸に国内外の市場開拓」 三重

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井村屋Gあす東証1部昇格 大西社長に聞く「健康軸に国内外の市場開拓」 三重

 「あずきバー」や「肉まん・あんまん」を主力とし今年は創業120年の井村屋グループ(津市)が、7日に東京証券取引所2部、名古屋証券取引所2部から東証1部、名証1部に昇格する。大西安樹社長は産経新聞のインタビューに応じ、今後の成長に向けて国内、海外事業とも商品展開で健康志向を強める考えを示した。

 --国内の市場動向は

 「景気拡大が続いているというが成長率は低く、実感しづらい。また、少子高齢化で今後、市場が小さくなるのは事実だ。しかし、業績が伸びないわけではない。新しい価値を提案すればよい。高齢化が進んでいることもあり、健康が一つのトレンドになるだろう」

 --具体的にはどのような方針で臨むか

 「定番の商品でもこれまでとは違う感覚で捉え直していく。クリームチーズを使ったアイスなどがその例だ。高齢者でも食べやすくて栄養をとりやすい高カロリー豆腐を提案したし、あずきの煮汁に出た栄養をもう1度あずきに閉じ込めた商品なども開発した。こうした積み重ねが重要だ」

 --海外事業の展望は

 「中国では調味料やカステラなどを製造販売している。当初は日本のスーパーで販売していたが、今では現地資本の店舗に展開するようになった。中国から米国への輸出も増え、事業として成長性を確保しつつある。米国では、餅生地を使ったアイスが『和テイスト』の商品として伸びており、東南アジアでは日本製品への信頼性が高い。いずれの地域でも健康性をアピールしていきたい」

 --企業経営では働き方改革や女性の活躍推進が求められている

 「当社は平成19年に託児所を設けた。現在、出産で休んだ女性の復職率は100%だ。性別に関係なく公平に能力を発揮してもらえる環境を作ることが大事だと考えている」