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2年で赤ちゃんを 池田・五月山動物園に豪からウォンバット3匹

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2年で赤ちゃんを 池田・五月山動物園に豪からウォンバット3匹

 「地上のコアラ」と呼ばれる有袋類のウォンバットが飼育されている大阪府池田市立五月山動物園(同市綾羽)に、赤ちゃんを授かってもらおうと、オーストラリア・タスマニア島の動物園から新たにオス、メスのウォンバット3匹がやって来た。新しい環境にも慣れ、元気な姿をみせている。動物園は2年程度で出産してほしいとしており、試行錯誤の中、飼育に取り組んでいる。

 動物園にやって来たのは10月4日。名前は約1300件の応募の中からマル、ユキ(いずれもメス)、コウ(オス)と名付けられた。いずれも1歳で、ユキとコウはカップルに、マルは動物園の大先輩でオスのフク(13歳)のお嫁さんになることが期待されている。

 当初は同22日にお披露目の記念式典を開くことにしていたが、台風のために中止に。それでも、飼育舎には連日、新しいウォンバットを見ようと多くの人たちが訪れている。

 ユキとコウは同一飼育舎で飼育されているが、フクとマルは隣同士で別々の飼育舎。休園日の火曜日に約1時間だけ間の仕切りを外し、カップルとして徐々に慣れさせている。動物園によると、ウォンバットの繁殖についてはよくわかっていない部分もあり、試行錯誤で飼育に取り組んでいる。

 国内でウォンバットを飼育しているのは、3動物園のみ。五月山動物園ではフクのほか、28歳のワイン(オス)とワンダー(メス)を飼育していたが、ワンダーは11月25日に死んだことが確認された。人間でいえば100歳程度という長寿だった。瀬島幸三副園長は「ぜひ次世代を担う赤ちゃんを産んでほしい。出産までは2年程度を目安にしている」と話している。