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鳥取沖への弾道ミサイル落下想定し8市町村で避難訓練

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鳥取沖への弾道ミサイル落下想定し8市町村で避難訓練

 北朝鮮の弾道ミサイル発射が相次ぐ中、鳥取県内の8市町村が一斉に、2日、弾道ミサイル落下を想定した住民避難訓練を行った。全国瞬時警報システム(Jアラート)により、参加した住民計約500人が避難行動などに取り組んだ。

 訓練は県と8市町村(倉吉市、若桜町、日吉津村、大山町、南部町、伯耆町、日野町、江府町)が共同で行った。弾道ミサイルが発射され、鳥取県沖に落下の可能性があるとの想定。住民がJアラートの放送を聞き、役場など頑丈な建物に逃げ込んだり、屋内で身を守る行動をとったりした。

 倉吉市の国府・国分寺地区での訓練には住民約100人が参加。社(やしろ)小学校体育館では、女子バレースポーツ少年団約20人が練習中、「ミサイルが発射されたもようです」とJアラートが流れた。子供たちは体育館の中央に集まり、手で耳をふさいだりしながら低い姿勢でじっとしていた。

 訓練後、平井伸治知事は「北朝鮮は今年ミサイルを15回発射し、性能がだんだん良くなっている。訓練で学んだことを周りの人と共有し、町全体が安心できるようにしてもらいたい」と講評。参加した池田瑠美子さん(75)は「Jアラートを初めて聞いてどきどきした。屋外にいたので歩いて避難したが、鳥取県中部地震の経験を思い出した」と話していた。

 鳥取県内では8月に琴浦町で住民避難訓練を行って以降、この日で計14市町村が実施。今年度中は、あと2町が予定し、全19市町村中8割以上が実施することになる。