産経ニュース

訪日客も大阪城公園「梅林」楽しんで 市民ボランティアと留学生ら多言語案内準備

地方 地方

記事詳細

更新


訪日客も大阪城公園「梅林」楽しんで 市民ボランティアと留学生ら多言語案内準備

 100品種を超える梅がそろう大阪城公園(大阪市中央区)の梅林を増加する訪日観光客に満喫してもらおうと、ボランティアグループ「大阪城梅林倶楽部」と大阪観光大学(熊取町)の留学生らが、品種の名称や特徴を中国語など多言語で紹介する取り組みを進めている。倶楽部のメンバーは「梅の花は品種ごとに表情が豊か。多くの人に楽しんでもらいたい」と話している。

 梅林は、府立北野高校(大阪市淀川区)の同窓会が開校100周年事業として22品種880本を大阪市に寄付したことで、昭和49年に開園した。現在は104種類1239本が植えられている。

 花の中にさらにつぼみがついたり、一弁の中で2色に分かれたりする珍しい品種も多く、倶楽部は平成27年から2年間かけてすべての品種や開花時期を調査し、台帳にまとめた。

 今年の開花シーズンはその結果をもとに見物客に品種やその特徴を説明したが、困ったのが来日観光客への対応。外国語でたずねられても答えることができず、大阪観光大観光学部の百武仁志専任講師に協力を求め、連携が実現した。

 11月22日にフィールドワークが行われ、同大の日本人学生や中国人留学生計8人が参加。倶楽部のメンバーの相馬利彦さん(73)らが梅林を案内し、「品種はたくさんあるが、説明しないと気づかない。ぜひ皆さんの力を借りたい」と呼びかけた。

 今後、学生らはまず、全品種の説明文の中国語訳に取り組むほか、シーズン中に梅林でガイドをする計画も検討している。英語など他言語の翻訳も進めていく予定。相馬さんらは「一人でも多くの人に喜んでもらえるようにしたい」と翻訳の完成と開花を心待ちにしている。