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山肌彩るドウダンツツジ 広島・観音寺

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山肌彩るドウダンツツジ 広島・観音寺

 今年も残すところ1カ月となった。街並みの冬支度が進むなか、年中花を楽しめる「花の寺」や、「あじさいの寺」として親しまれている広島市佐伯区の「観音寺」では、山肌を真っ赤に染めた約1300本のドウダンツツジの紅葉が、師走を迎えた境内に彩りを添えている。

 観音寺は約30年前、住職の木村文隆さん(71)が、棚田だった土地と山を購入し、開いた。現在、ドウダンツツジが植えられている山肌は、購入した当時はアカマツだらけ。庭師を入れず、ほぼ1人で木々を伐採し、独学で試行錯誤しながら、ドウダンツツジやツバキなどを植樹してきた。初夏に境内を彩る約5千株のアジサイも、木村さんがコツコツと育ててきたものだ。

 「日本の四季を感じられるから、ドウダンツツジが好きなんです」と木村さん。紅葉は例年11月下旬からが見頃だが、今年は色づきが早かったという。

 赤いじゅうたんを敷き詰めたようなドウダンツツジの紅葉が有名な「永昌寺」(兵庫県加古川市)の住職とは親戚(しんせき)関係。「永昌寺には約500本、うちは1300本あるから、いずれもっとすばらしい景観になる。木が育つ5年後が“新名所”の目標です」と木村さんは話している。