産経ニュース

名作の舞台に金田一ファン集結 横溝正史疎開の倉敷でイベント、仮装した115人参加

地方 地方

記事詳細

更新


名作の舞台に金田一ファン集結 横溝正史疎開の倉敷でイベント、仮装した115人参加

 推理作家、横溝正史(1902~81年)が戦時中に疎開し、名探偵・金田一耕助シリーズを生み出した倉敷市真備地区などで、作中の登場人物の仮装をしてゆかりの地を巡るイベント「1000人の金田一耕助」が開かれた。過去最多の115人が参加した。

 倉敷市によると、横溝は同市真備町に疎開。その体験をもとに金田一シリーズの第1作「本陣殺人事件」を執筆している。

 同イベントは作中で金田一が初登場した日が昭和12年11月27日とあるため、平成21年度から毎年、この日付に近い週末に「巡・金田一耕助の小径」(同市など主催)のメーン行事として開催。9回目の今年は25日に実施された。

 参加者の7割以上が県外からで、金田一が最初に現れたとされる隣町のJR清音駅(総社市)に集合。「横溝正史疎開宅」までの約5キロ間を、作品の雰囲気を楽しみながら歩いた。

 仮装はお釜帽にはかま姿といった典型的な金田一の装いだけでなく、作中の人気登場人物や、同じ探偵のつながりでシャーロック・ホームズ姿の人も。

 漫画「金田一少年の事件簿」の主人公にふんした横浜市の大学生、山崎友里花さん(24)は「名作の舞台を巡る活動を学業のなかで行っています。その延長で2年連続の参加です」と話し、他の参加者らとの交歓などを楽しんでいた。

 地元の参加者らも「濃茶の尼」(八つ墓村)、「おりん」(悪魔の手毬唄)の装いで寸劇やパフォーマンスなどを披露。

 またガイドや甘酒接待などで遠来のファンらをもてなした。