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中海の冬の味覚「赤貝」販売スタート 松江の道の駅にぎわう 試食のみそ汁も好評

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中海の冬の味覚「赤貝」販売スタート 松江の道の駅にぎわう 試食のみそ汁も好評

 島根、鳥取両県にまたがる汽水湖・中海産「赤貝」(サルボウガイ)の販売が26日始まり、松江市の道の駅本庄には、冬の味覚を求めて大勢の買い物客が詰めかけた。正月のおせち料理用の食材などとして重宝され、水揚げは来年1月頃まで続く。

 山陰地方で、赤貝と呼ばれるサルボウガイ。昭和30年代には、中海は年間1600トンの水揚げを誇る日本一の産地だった。しかし、干拓事業の影響や水質の悪化などで水揚げ量が減少の一途をたどり、出荷は途絶えて50年頃には絶滅寸前にまで追い込まれた。

 しかし、平成10年代に中海漁協などが養殖の取り組みを進め、平成25年には出荷再開にこぎ着けた。現在は、中海全域の13カ所で養殖に取り組んでおり、今冬は昨シーズンより約1トン多い8トンの水揚げが見込まれている。

 道の駅本庄ではこの日、販売開始前から待ちかねた買い物客らが姿を見せ、Lサイズの500グラム入り(1100円)などを次々と購入。午前中には160キロ分が完売した。

 また、店舗の一角では試食コーナーが設けられ、赤貝入りのみそ汁がふるまわれた。訪れた人たちは「おいしいだしが出てる」「あったまるね」などと言いながら味わっていた。同漁協の外谷久入組合長は「プリプリの食感と濃厚な味覚を楽しんでほしい」と話していた。