産経ニュース

地元食材で“海賊美食” 12月17日に日本遺産シンポ 和とフレンチの巨匠が因島で披露

地方 地方

記事詳細

更新


地元食材で“海賊美食” 12月17日に日本遺産シンポ 和とフレンチの巨匠が因島で披露

 日本遺産「“日本最大の海賊”の本拠地芸予諸島」の魅力を美食で発信するシンポジウムが12月17日、尾道市因島土生町の因島市民会館で開かれる。日本料理の村田吉弘さん、フランス料理の三国清三さんという日本を代表する料理人2人が、中世の瀬戸内海で活動した水軍「村上海賊」をイメージした料理を地元食材を使って創作中で、当日は、それぞれの自信作が初披露される。

 京都の老舗料亭「菊乃井」主人の村田さんは、日本料理を正しく世界に発信する活動などで知られる。「オテル・ドゥ・ミクニ」(東京)オーナーシェフの三国さんは、日本の料理人としては初めてフランスのレジオン・ドヌール勲章を受章している。

 村上海賊が勃興した地を印象づける食文化を創造することでさらなる観光振興と活性化につなげようと、「村上海賊魅力発信推進協議会」と尾道市、愛媛県今治市などが開催。目玉となる料理の創作を、日本遺産大使でもある2人に依頼していた。

 2人は芸予諸島を訪れ、ゆかりの史跡などを訪ねて村上海賊に関する知識を深めると同時に、新たに創る“村上海賊の料理”にふさわしい地元食材を調べた。創作したレシピは、新たな名物料理として観光客や市民に親しんでもらうため、地元飲食店などに公開される。

 シンポは参加無料で、2人のトークショーとともに完成した料理が公開される予定。主会場となる大ホールの収容定員は855人だが、試食者の人数や選定方法なども含めて、協議会などで披露の方法を検討している。

 中ホールや展示ホールには、中国四国で認定されている他の日本遺産のPRブースも設ける。