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おかえりなさい、漱石先生 松山東高にアンドロイド“里帰り” 生徒と交流「身近に感じる」

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おかえりなさい、漱石先生 松山東高にアンドロイド“里帰り” 生徒と交流「身近に感じる」

 文豪、夏目漱石を模した人間型ロボット「漱石アンドロイド」が24日、漱石が明治28(1895)年に英語教師として赴任し、11年後、そのときの経験をもとに小説「坊っちゃん」を書いた松山市持田町の愛媛県立松山東高校に“里帰り”し、生徒らと時を超えて交流した。

 漱石アンドロイドは、手や首を動かし顔の表情も豊かに自己紹介した。生徒から「松山でのエピソードは」などの質問を受けると、「小説『坊っちゃん』に書いてあることは松山での経験を踏まえたものと思っていい」などと答えていた。

 握手した2年生の伊住ちひろさん(16)は「生身の人間みたい。(漱石は)本とかでしか知らなかったが、身近に感じる」と喜んでいた。

 漱石アンドロイドは、漱石が少年時代に漢詩を学んだ二松学舎大学が、漱石没後100年を記念し大阪大学と共同で製作。写真や孫の夏目房之介氏の肉声をもとに昨年12月に完成した。

 26日午後1時半から、市立子規記念博物館(松山市道後公園)で開かれる「坊っちゃん文学賞」表彰式でも出演する。