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GHQが接収の「赤羽刀」公開 多度津町立資料館 鍔20点も展示

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GHQが接収の「赤羽刀」公開 多度津町立資料館 鍔20点も展示

 戦後、GHQ(連合国軍総司令部)によって武器として強制的に取り上げられた「赤羽刀」をはじめ、個人所有の貴重な刀剣も合わせて展示した「赤羽刀展」が、香川県多度津町の町立資料館で開かれている。30日まで。

 赤羽刀はGHQに接収された刀剣類の総称で、東京都北区赤羽の倉庫に集められたことに由来する。その後、昭和20年に美術的価値のある5500本あまりが選別され、所有者の元へ返却されたり公立の博物館などに譲与されたりした。

 同館が所有する4振りを展示。「和泉守来金道」の銘がある赤羽刀は、そりが少なく、突くのに有利な形状。刃文に握りしめた拳の形に似た拳型丁字がはっきり見える。刃長は68・9センチ。

 このほか、日本美術刀剣保存協会四国讃岐支部の有志らが所有する貴重な刀5振りと、鍔(つば)20点ほどが集められた。

 昨今の刀剣ブームで刀に注目が集まっていることを受けて、同館の川元紀恵館長は「町の小さな資料館でも貴重な刀を見ることができます。ぜひ見に来てほしい」と話した。

 開館時間は午前9時~午後5時。入場無料。問い合わせは同館(電)0877・33・3343。