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北の漂着船 「なんで由利本荘に」眉ひそめる住民

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北の漂着船 「なんで由利本荘に」眉ひそめる住民

漂着した北朝鮮船の乗組員8人が入る秋田県警由利本荘署=25日午前、秋田県由利本荘市(福島範和撮影)  漂着した北朝鮮船の乗組員8人が入る秋田県警由利本荘署=25日午前、秋田県由利本荘市(福島範和撮影) 

 北朝鮮籍の木造船が漂着し、男性ら8人が保護された由利本荘市。県警が保護して事情を聴く一方、周辺の住民からは、普段は人々の集う平穏な海岸での出来事に、「なんでここに」「もっといるのではないか」といった声が聞かれた。

 23日午後11時半ごろに木造船が漂着した船舶係留施設「本荘マリーナ」は船舶係留のほか、付近にオートキャンプ場や海水浴場を備え、冬には秋田名物のハタハタ釣りが楽しめるレクリエーション施設でもある。

 同市石脇の無職、佐々木フミ子さん(82)は22日昼に岸壁へ散歩に出かけたといい、「もうすぐ(ハタハタの)シーズン。昼夜問わず釣り客の車で付近が渋滞するくらい」という。「歌の発声練習をしていたり、猫に餌をあげたり、近所の人もよく訪れる平穏な場所。気味が悪く怖い」と眉をひそめた。

 漂流の詳しい経緯は明らかになっていないが、無事保護されたものの、事情を聴かれている漁師らを不審がる住民もいた。

 同施設から林を挟んで約300メートルの位置に住む主婦の70代女性は「確実に全部で8人なのか。家の裏の林が気になりだして、鍵をしっかりかけなければと思い始めた」と心配そうに話した。

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