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名物・寒牡丹にこも囲い 松江・大根島の「由志園」

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名物・寒牡丹にこも囲い 松江・大根島の「由志園」

 島根、鳥取両県にまたがる汽水湖・中海に浮かぶ大根島(松江市)の観光庭園「由志園」で23日、寒牡丹(ぼたん)をこもで囲う作業が行われた。庭園内の寒牡丹は、これから見頃を迎える。

 大根島は日本最大の牡丹の産地。江戸時代に地元・全隆寺の住職が遠州から牡丹を持ち帰ったのが始まりとされる。この日は庭園内で「牡丹供養」が営まれ、戦後全国で牡丹を売って回り、島内の復興を支えた行商の女性たちに、参列者らが感謝の祈りをささげた。

 このあと、寒風や雪、霜の害などから花を守るこも囲いの作業。職人が寒牡丹の周囲に骨組みとなる竹を3本立て、もち米のわらで作ったこもを骨組みにかぶせて円すい形の帽子のようにして縛り、牡丹の株を囲っていった。訪れた観光客らは「あったかそうね」などと言いながら、かれんな花を咲かせる寒牡丹をめでていた。