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「大漁、大漁」御魚取り神事 三重の鳥羽・伊射波神社で祭り

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「大漁、大漁」御魚取り神事 三重の鳥羽・伊射波神社で祭り

 勤労感謝の日の23日、鳥羽市安楽島(あらしま)町の伊射波(いさわ)神社で勤労感謝祭と大漁祈願祭が行われた。厳かな神事に続き、神前に張った刺し網に新鮮な魚を網に投げ入れるユニークな伝統行事「御魚(みと)取り神事」があった。

 加布良古(かぶらこ)崎の岬に鎮座する同神社は、古くから漁師の信仰が厚い。勤労感謝祭などの神事では伊勢エビや新鮮な魚が供えられ、鳥羽九鬼水軍太鼓保存会の奉納演奏や神職による祝詞奏上が行われた。

 続く御魚取り神事では、神社の氏子らが張った網に、鳥羽磯部漁協の漁師や同市の中村欣一郎市長、地元の子供たちが、「大漁、大漁」のかけ声に合わせ、タイやブリなどの魚を次々と投げ入れた。

 同神社の中村和則宮司によると、働ける喜びに感謝し漁師の安全を祈る祭りで、御魚取り神事は江戸時代から行われてきた。

 投げ入れられた魚は炭火で豪快に丸焼きにされ、蒸したカキとともに参加者に振る舞われた。