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山田線、初の住民説明会 大槌「子供のため一日でも早く」 岩手

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山田線、初の住民説明会 大槌「子供のため一日でも早く」 岩手

 東日本大震災で大きな被害を受けたJR山田線の宮古-釜石間(55・4キロ)は平成30年度に第三セクターの三陸鉄道(本社・宮古市)に移管され、運行を再開する。急ピッチで進む復旧工事について沿線住民に理解を深めてもらおうという初めての説明会が大槌町で開かれた。

 企画したのは大槌町。山田線は津波で壊滅した役場近くの中心市街地を走る。復興に運行再開は欠かせず、町は再建する大槌駅の外観を投票で決めるデザイン総選挙を実施するなど、利用増を目指して話題づくりにも努めている。

 説明会には19人が参加、列車3両が停車できる大槌駅のホーム(70メートル)、大槌川や小鎚川に架かる橋梁、踏切、総選挙で人形劇「ひょっこりひょうたん島」をイメージしたデザインに決まった新しい大槌駅の建設現場を見て回った。

 JR東日本東北工事事務所三陸復興工事区の瀧内義男区長がレールの敷設が来年夏になるとの見通しを示し、町も駅のひょうたん形の屋根が高さ7メートルで太陽光発電装置を備えた新しいランドマークになると説明。

 参加した会社員の山陰洋子さん(64)は「説明は分かりやすかった。自宅が大槌駅のそばで、山田線は50年来利用してきた。通学が大変な子供たちのためにも一日も早く復旧してほしい」と話していた。