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「吹田くわい」収穫作業励む 大学生・留学生ら40人参加

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「吹田くわい」収穫作業励む 大学生・留学生ら40人参加

 正月のおせち料理に使われる“なにわの伝統野菜”に指定されている「吹田くわい」の収穫作業が、吹田市江坂町の平野農園で行われた。市内の大阪学院大の学生、留学生と市民ら約40人が参加し、泥まみれになりながら約3時間かけて約30キロを畑から掘り出した。

 くわいは、球状の地下茎を食用にする多年草。江戸時代から栽培された吹田くわいは、小粒ながらえぐみが少なくおいしいとされ、京都御所に献納されたことがある。戦後は栽培が激減したが、昭和60年に市民有志が「吹田くわい保存会」を結成。平野農園でくわいの研究、保存、普及活動を行っている。

 収穫作業では、地域貢献事業として参画している大阪学院大の学生らも加わり、約100平方メートルのぬかるんだ畑に入り込んだ。今春、苗を植え付けたくわいを、専用のクワで掘り出し、オーストラリアや中国の留学生の間からは「見つけた」という歓声が上がった。

 くわいは直径2~3センチの大きさで、平野農園の平野紘一園主は「今年の出来は、まずまずです」と話していた。

 収穫されたくわいは12月3日、同市西の庄町の神社「泉殿宮」で、同大有志による実行委員会が開く「吹田くわい祭り」で販売される。問い合わせは同大地域連携室(電)06・6381・8434。