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台湾の訪日旅行先に岡山の注目度向上 サイト検索上昇率首位

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台湾の訪日旅行先に岡山の注目度向上 サイト検索上昇率首位

 台湾で海外旅行先といえば日本が人気トップだが、各都市では岡山への注目度上昇率が1位であることがわかった。台湾の中央社などが報じた。旅行者の意識が、これまで人気だった京都、大阪、沖縄、北海道などから次第にその周辺での「深い旅」へと移行しているようだ。

 旅行検索サイト「スカイスキャナー」が14日に発表。平成27(2015)年から29(17)年にかけ、台湾の利用者による検索回数が最も上昇した日本の旅行先トップ10では1位が岡山、2位は仙台だった。

 いずれも検索は従来の10倍以上に急上昇。以下は函館、石垣島、名古屋、熊本などが続いた。

 近年、瀬戸内国際芸術祭などの影響で、香川と並んで人気が上昇している岡山だけに、台湾での検索回数は毎年平均約3倍増加。京都や広島など人気の各都市からの交通の便の良さなどが理由だとされる。

 同サイトでは、これまで台湾からの観光客が比較的訪れる機会の少なかった旅行先へ意識が向いていると指摘。台湾人にとって次第に「深い旅」が日本旅行の新たな潮流になってきていると分析している。

 台湾当局の統計では、28(16)年に日本を訪れた台湾(人口約2300万人)からの旅行者数は約430万人で台湾出境者総数の約3割。海外旅行では3人に1人が日本を訪れている。

 一方、県によると、28(16)年度に岡山県内で宿泊した外国人旅行者のうち、国・地域別では台湾が約6万人とトップで、27年度の約3万9千人から急増しており、岡山-台北線も増便を重ね12月からは週6便に。こうした注目度のアップを裏付けている。

 県内の観光業界関係者は、「岡山後楽園や岡山城、倉敷美観地区など日本的な風景をはじめ、温泉や山海の珍味、高級フルーツ、台湾にはない内海の多島美など好まれる要素がすべてある」と分析。

 しかし一方で「大型量販店や体験型果樹園、北部のスキー場などの受け入れ態勢はまだ万全ではない。価格表示法やアフターケアの点などでの苦情も多く、岡山側の課題は山積」とも指摘している。