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島根県西部の石見ゆかり人麻呂を深掘り リレー形式で26日から講演会

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島根県西部の石見ゆかり人麻呂を深掘り リレー形式で26日から講演会

 島根県西部にゆかりの地が多く残る歌聖・柿本人麻呂をテーマにしたリレー形式の万葉講演会が26日、益田市で開幕する。12月2日に江津市、3日に大田市と続き、万葉歌人として大きな足跡を残した人麻呂と石見地方の魅力を“深掘り”する。

 日本を代表する歌人で、石見地方ともゆかりの深い人麻呂について知ってもらい、地元の人たちに石見の魅力も再認識してもらおうと、「山陰万葉を歩く会」が企画。各地の観光協会や人麻呂の顕彰会、郷土史研究団体などの協力を得て、実現にこぎつけた。

 初日の26日は、益田市の益田駅前ビルEAGAで行われる。県立益田高校の生徒による百人一首の朗詠で開幕し、上野誠・奈良大教授が「古典の楽しみ-万葉びとの来たスカート」と題して講演。「人麿(人麻呂)さまに書を捧(ささ)げた歴代の天皇」と題した研究発表とシンポジウムもある。

 2日の会場は、江津市のパレットごうつ。地元有志のイメージ劇「石見相聞歌」で幕を開け、坂本信幸・奈良女子大名誉教授が「柿本人麻呂歌の魅力」の演題で講演する。また、「人麻呂さんも通った道」のテーマで地元の文化財関係者が発表する。

 最終日の3日は、大田市の県立男女共同参画センターあすてらすで開催。内田賢徳・京都大名誉教授が「古事記歌謡と人麻呂作歌-愛の主題をめぐって-」をテーマに講演。「世界遺産石見銀山の粋な文化に人麻呂さんの影」と題し、仲野義文・石見銀山資料館長や山陰万葉を歩く会の川島芙美子会長が発表する。

 いずれも午後1時の開会で、入場無料。問い合わせは江津市商工観光課内の山陰万葉を歩く会事務局(電)0855・52・2501。