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山里口御門、堂々完成 福井城址西側 25日に内覧会、新たな歴史スポットに

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山里口御門、堂々完成 福井城址西側 25日に内覧会、新たな歴史スポットに

 福井城址(じょうし)西側(福井市大手)で復元工事が進められていた山里口御門の建物が完成し、16日、報道関係者に公開された。一般向けの内覧会が25日に開かれる。来年3月下旬に完成式典が行われる。

 山里口御門は平成25年度から復元整備を開始し、10月末に櫓(やぐら)門、棟(むな)門の建物と白壁の土塀が完成した。西三の丸(現・中央公園)に御座所(ござしょ)(居室)があった福井藩主の松平春嶽らの時代に藩主が通って本丸に向かったと考えられている所。山里口御門の完成で、中央公園、御廊下橋(23年復元完成)、山里口御門、天守台の井戸跡「福の井」(今年4月整備完成)のルートができ、新たな歴史スポットとしてにぎわいそうだ。

 完成した櫓門は木造2階建て切り妻造り笏谷石(しゃくだにいし)瓦葺きで、建築面積は約70平方メートル。高さは約8・4メートル。2階部分の櫓の外壁は漆喰(しっくい)塗。内部の広さは約57平方メートルで梁(はり)にマツ、床、壁板、柱にヒノキを使っている。櫓門西側に高さ約3・6メートルの棟門(木造切り妻造り笏谷石瓦葺き)、高さ約2・5メートルの土塀がある。復元工事では石垣の解体と笏谷石など石約890個(1個最大約2・5トン)の積み直し工事もしている。

 今後、御廊下橋から天守台下までの通路を整備。櫓内で福井城の歴史や山里口御門を説明するパネルを設置する。事業費約8億2千万円で福の井と御廊下橋を含めると約10億3千万円。

 県交通まちづくり課担当者は「福の井と御廊下橋を含めて一帯が江戸時代の趣を感じてもらえる空間になった。県民や観光客に来ていただきたい」と話した。

 内覧会は当日受け付ける。午前10時と午後2時に担当者が説明する。