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在来線の高架化着々 JR新潟駅の新ホーム、来年4月に供用開始

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在来線の高架化着々 JR新潟駅の新ホーム、来年4月に供用開始

 ■新幹線との乗り換え改善

 JR新潟駅(新潟市中央区)に加え、越後線や信越線などの在来線を駅周辺の約2・5キロにわたって高架化する工事の現場が16日、報道陣に初公開された。作業は順調に進んでおり、ほぼ同じ高さにそろえられた在来線と新幹線のホームが整いつつある。供用開始は来年4月の予定で、特急など一部の在来線ではエスカレーターや階段を使わずに新幹線との乗り換えができるようになり、上り下りが必要で不便な現状が改善される。周辺道路の整備も順次進められ、新潟の玄関口は大きく生まれ変わる。(松崎翼)

 新潟駅の周辺を整備し、拠点性の向上を目指す取り組みの一環。県と市、JR東が共同で平成24年から「連続立体交差事業」として整備を進めており、当面は4つの線路が高架化され、在来線が乗り入れる。総事業費は885億円。

 新幹線とホームを共有する在来線の線路には、新潟と山形・酒田、秋田を結ぶ特急「いなほ」が主に乗り入れる予定という。素早く乗り換えられるように、このホーム上には自動改札機が2カ所設けられる。

 この日は篠田昭市長が工事現場を視察し、JR東の今井政人・新潟支社長が進捗(しんちょく)状況などを説明した。報道陣に対し、篠田市長は「来年のゴールデンウイーク前に開業できるのは想定より早く、にぎわうことは間違いない」と期待するとともに、「市民からアイデアをもらい、駅から街へと出掛けてもらう仕掛けづくりを進める」と語った。

 今井支社長は「新潟のまちづくりと連携し、さらにいいサービスを提供して、まちの活性化につなげたい」と話した。

 高架化に伴い、流作場(りゅうさくば)保育園近くの米山踏切と、北越高近くにある天神尾踏切が撤去され、渋滞が起きやすい沿線の交通状況も改善される見通しだ。33年度には東跨線橋(こせんきょう)も撤去される。

 さらに34年度には新潟駅の高架下を南北に貫く道路も整備され、駅を挟んだ両地域をバスなどの車がスムーズに行き来できるようになる。また、万代口側に新潟らしさをイメージした広場が新設される予定だ。

 26日午後1時半から、小学生以上を対象に工事現場の見学会が行われる。申し込みは市役所コールセンター(電)025・243・4894。締め切りは20日。