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大手門復元を検討 明石城400周年事業 景観向上へ樹木伐採

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大手門復元を検討 明石城400周年事業 景観向上へ樹木伐採

 県は14日、平成31年に築城400周年を迎える明石城の記念事業を、城がある県立明石公園で行うと発表した。公園内でのイベントのほか、シンボルとして大手門の復元を検討する。今年度中に明石公園の樹木の伐採や剪定(せんてい)を始め、景観向上を図る。

 イベント内容は検討中だが、明石公園の桜のライトアップをはじめ、櫓(やぐら)や石垣を利用した光のアート、能舞台を活用したステージイベントなどを想定している。

 現在の公園正面入り口付近にあり、明治6年の廃城令を受けて撤去された大手門の復元や、明石城下町の町割り(都市計画)を指導したとされる剣豪・宮本武蔵に関連したイベントも検討する。

 公園内の樹木の伐採や剪定は、東西約380メートルの石垣や櫓が木に隠れて景観が損なわれているためで、今年度から30年度にかけて進める。JR明石駅のホームから石垣全体が見えるようになるという。

 明石城は江戸幕府2代将軍、徳川秀忠の命で小笠原忠真が築城。もともと天守閣はなく、東西にある巽(たつみ)櫓と坤(ひつじさる)櫓は国の重要文化財に指定されている。

 明石公園には昨年度約245万人が訪れた。県内観光地では阪神甲子園球場に次ぐ数だが、野球場などスポーツ施設の利用が多いという。

 井戸敏三知事は14日の定例会見で「国指定史跡なので根拠のない復元はできない。写真が残る大手門を復元し、明石城の魅力を強化したい」と話した。