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寄席ちょうちん 11年に感謝 古典落語の舞台・鰍沢で柳家三三さん落語会

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寄席ちょうちん 11年に感謝 古典落語の舞台・鰍沢で柳家三三さん落語会

 富士川町鰍沢の有志でつくる「鰍沢三三(さんざ)会」が落語家の柳家三三さんを招き、毎年続けている落語会が13日夜、旅館食堂「国本屋」で開かれた。

 落語会は、古典落語の名作で地元が舞台の「鰍沢」を、若手だった三三さんに来演してもらったことが縁で始まり、今年で11年目。

 協賛会員の会費で運営され、入場無料。世話人が設営などを担う。年1回、みんなで楽しいひとときを過ごそう、という心意気と暖かさが伝わる会だ。

 今回新たに、高座の背後を約50個の朱色の名入りちょうちんが囲み、寄席の雰囲気が高まった。志村森男会長(71)によると「協賛会員への感謝の気持ちを込めて作った」という。13日は静岡からの落語ファンも含め、約100人が集まった。

 三三さんは軽妙なギャグを織り交ぜながら、笑いの多い「道灌(どうかん)」、年末前にふさわしい人情噺の「文七元結(もっとい)」を熱演。会場は爆笑と感動に包まれた。

 志村会長は「師匠の名前に合わせて33回まで続けるのが目標。あと22回だね。三三さんには大師匠の小さんさん、師匠の小三治さんに続き、ぜひとも人間国宝になってもらいたい」と話した。