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味は最高…県産ブランド交配魚に「富士の介」と命名 山梨

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味は最高…県産ブランド交配魚に「富士の介」と命名 山梨

「富士の介」の命名を発表する後藤斎知事=14日、県庁 「富士の介」の命名を発表する後藤斎知事=14日、県庁

 県は、水産技術センターが県産ニジマスと北海道産キングサーモンの交配に成功した新種の魚を「富士の介」と命名した。後藤斎知事が14日の会見で発表した。今年2月に名前を公募し、全国から寄せられた計3163点から選んだ。4人から同名の応募があったという。後藤知事は「山梨ならではのブランドに育て、観光の振興にもつなげたい」と期待を込めた。 

 「富士の介」は県が平成19年に開発に着手し、昨年12月末に水産庁から「養殖魚として適合」と通知を受けた。

 花き農水産課によると、キングサーモンの特徴とされる身の細やかさと、脂の乗りを受け継いだ。ニジマスのように養殖しやすく、3年で体長約70センチ、体重約3キロまで育つという。

 後藤知事は会見で、「大きく育つところが富士山のイメージと重なり、キングサーモンの味、形ともに最高峰ということで決めた。『すけ』の響きも消費者の方々に愛着が湧きやすい」などと決定の理由を説明した。

 選考では、山梨らしさや魚の特徴をとらえ、購買意欲をかきたてるなどの観点を重視。養殖業者や流通、飲食業界などの意見も聞いて決めた。

 16日に孵化(ふか)直前の卵を民間業者に引き渡し、本格的な養殖が始まる。

 県は2020年東京五輪・パラリンピック大会までに生産量20トンを確保し、10年後予定のリニア中央新幹線開業の直後には同100トンを目指す。当初は県内の宿泊施設や飲食店で提供する方針だ。