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新潟県民の警察官表彰式 「感激を胸に職務全う」

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新潟県民の警察官表彰式 「感激を胸に職務全う」

 県民の暮らしを守るため第一線で活動する警察官をたたえる「第42回新潟県民の警察官」(主催・産経新聞社)の表彰式が14日、新潟市中央区のホテルオークラ新潟で開かれた。受章者は、数多くの窃盗事件を全面解決に導いてきた県警本部刑事部捜査第三課重要窃盗犯対策係長の五十嵐良雅警部補(59)と、地域の防犯や交通安全に貢献してきた三条署地域課大面(おおも)駐在所の野澤一昭巡査部長(60)。長きにわたり職務に励んできた2人の胸に「県民の警察官章」が輝いた。

 表彰式には溝口洋副知事と県議会建設公安委員会の矢野学委員長、県警の山岸直人本部長、後援・協賛の団体や企業の関係者らが出席。アナウンサーの廣川明美さんが司会を務めた。

 濃紺の正装姿に身を包んだ五十嵐警部補と野澤巡査部長が夫婦そろって入場。産経新聞社の船津寛地方部長から表彰状が贈られ、深紅に光る県民の警察官章が2人の胸に付けられると、会場から盛大な拍手が送られた。

 五十嵐警部補は、30年以上にわたり刑事部門の最前線で活躍し、豊富な経験と知識を生かして数多くの広域事件や重要事件で容疑者を検挙。取調官としても高い能力を発揮し、完全自供を引き出してきた。「被害者のため」「県民生活の安全のため」を信念に、県民の安全確保に貢献。平成26年3月からは窃盗犯捜査技能指導官も務め、後継者の育成にも取り組んでいる。

 野澤巡査部長は地域部門一筋に活躍し、5カ所の駐在所で通算30年余り勤務。住民が飼い犬の散歩をしながら見守り活動をする「わんわんパトロール隊」を発足させたり、特殊詐欺の被害を防ぐため警察官の姿をした木彫りの「のんちゃん人形」を手作りするなど「できることは何でもやる」を信条に創意工夫を凝らし、地域の安心・安全の確保に努めた。

 来賓の溝口副知事は、米山隆一知事の「これまでの労苦と輝かしい功績に深く敬意を表し、家族にも感謝を申し上げます」とのメッセージを代読。山岸本部長は「受章の感激と栄誉を糧として、県民が安心して暮らせる安全な新潟の実現に向けて、県民とともに警察活動に邁進(まいしん)するよう期待する」と2人を激励した。

 最後に受章者を代表して五十嵐警部補が「今日の感激を胸に刻み、これからも県民の皆さんが安全で安心して暮らせるまちづくりのため、精いっぱい努力を重ね職務に励みたい」と感謝の気持ちを述べ、今後の奮闘も誓った。

 また、五十嵐警部補の妻、祥子さん(54)と野澤巡査部長の妻、しのぶさん(59)に「家族賞」が贈られ、JR東日本新潟支社の今井政人支社長が賞品を手渡した。

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 ■喜びの声

 五十嵐良雅警部補「自分がやってきたことを認めていただき、身に余る光栄。本当に重さを感じている。自分が経験してきた知識や技能を一つでも多く後輩に引き継ぎたい」

 妻、祥子さん「上司や先輩の協力もあって、主人はとても幸せな警察人生を送ることができたと思う。家庭でも大変優しい夫なので、これからも仲良く暮らしていきたい」

 野澤一昭巡査部長「こんな最高な賞をもらえて、本当にありがたい。駐在所での取り組みに協力してくれた地元の人たちに感謝したい。これからも創意工夫を凝らして治安を守る」

 妻、しのぶさん「日頃から地域のためにずっと働いてきた主人が、このようなすてきな賞をいただき、この上ない喜びを感じる。妻としてもすごくうれしい」