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舞台は“名所”、石巻で演劇祭 7団体参加「雰囲気も味わって」

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舞台は“名所”、石巻で演劇祭 7団体参加「雰囲気も味わって」

 東日本大震災で大きな被害を受けた被災地、石巻地方を演劇で元気にしようと、「第2回いしのまき演劇祭」が開催されている。石巻や東京などの劇団が参加して、さまざまなジャンルの舞台が楽しめる。関係者は「お茶を飲みに来る感覚で気軽に遊びに来てほしい」としている。演劇祭は26日まで。 

 「週末は、芝居を観に出かけよう!」

 こんなキャッチフレーズで昨年から始まり、今年で2回目。震災後に石巻で設立された劇団や、震災をきっかけに石巻で公演した劇団などが参加し、石巻、仙台、名取、東京の7団体が参加している。地元住民などで作る劇団も公演を行っている。

 会場は石巻、東松島両市の医療機関やレストランなど、演劇場ではない地元で親しまれている施設を活用。今年6月に閉館した成人向け映画館「日活パール劇場」でも上演された。

 演劇祭副代表で参加劇団「コマイぬ」主宰の芝原弘さんは「石巻地方の名所を利用しているので、芝居とともに会場の雰囲気もぜひ味わってほしい」と話す。

 演目も震災や恋愛、コメディーなどさまざま。コマイぬは、気仙沼市をモデルにした作家の熊谷達也さん原作の「希望の海 仙河海叙景」を戯曲化。津波で家族を亡くした兄妹の再生の物語「ラッツォクの灯」を上演する。

 演劇祭は今後も続けていき、平成32年度に石巻市に完成する予定の複合文化施設で、5回目の開催を目指す。

 芝原さんは「お茶を飲みに行くような感覚で、芝居を観に来てほしい。芝居を観て元気になって、次は参加して俳優になることもできるのが演劇祭の魅力です」と話している。

 料金と会場は公演ごとに異なる。詳細は公式HPに記載されている。(大渡美咲)