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地域で守り続けた伝統体験 16日に「長昌寺能」 前橋

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地域で守り続けた伝統体験 16日に「長昌寺能」 前橋

 安土・桃山時代、長昌寺(前橋市)で上州初の能が上演されたことを記念する「滝川一益公をしのぶ長昌寺能」が16日、同市南町の昌賢学園まえばしホールで開催される。高崎市出身の能楽師・下平克宏さんがシテ(主役)を務め狂言師の野村萬斎さんも出演する。

 長昌寺能は、天正10(1582)年、織田四天王の1人、滝川一益によって長昌寺で行われた演能に由来する。4回目となる今年は一益が自ら舞ったと伝えられる源氏物語をモチーフにした「玉鬘(たまかずら)」、武蔵坊弁慶の安宅の関での活躍を描いた人気曲「安宅」や、狂言「棒縛(ぼうしばり)」などを上演する。

 今回は、長昌寺の栗木信昌住職の発案で初めて前橋市立桃井小の高学年の児童と保護者を招待する。栗木住職は「前橋は江戸時代になっても演能を続けていた。地域で続けてきた能を見ることで日本文化を体験してほしい」と話した。

 公演は午後6時から。S席5千円、A席3千円。チケットの問い合わせはディップス朝日(電)027・254・1212まで。