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ヘリ墜落、破断面で原因調査へ

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ヘリ墜落、破断面で原因調査へ

 上野村乙母(おとも)で東邦航空(東京都)のヘリコプターが墜落、乗員4人が死亡した事故で、運輸安全委員会の航空事故調査官や県警は12日、現場の調査を終え墜落機の部品を回収した。同社によると、回収した部品はトラック4台分で今後、破断面などの本格調査に入る。

 事故現場付近の神流川では機体後部プロペラ「テールローター」などが発見されているものの、それが空中分解によるものか、墜落の衝撃で機体から外れ川に流されたものか、現状では分からないという。同社によると、今年5月に行った機体の耐空検査で問題は確認されていないという。

 機体には衛星利用測位システム(GPS)とフライトレコーダー(飛行記録装置)のほかボイスレコーダーも搭載されておらず、今後は目撃情報と各部品の破断面などを頼りに事故原因を調査する。

 一方、事故直前にヘリから基地局への無線連絡はなく、同社は「連絡する余裕がなかったのでは」としている。

 事故では、機長の北川一郎さん(60)のほか、いずれも整備士の杉山勝彦さん(50)、滝沢俊太さん(27)、池田裕太さん(22)が、外傷性ショックで死亡した。